- Vol.33 -

「デジカメ質問集その3 『記録メディアは何が良いの?』」

 デジタルカメラに使われる記録メディアには、代表的なものとして「コンパクトフラッシュ」、「スマートメディア」とソニーのデジタルカメラ専用の「メモリーステック」、新しいところでは「IBMマイクロドライブ」などがあります。

 「コンパクトフラッシュ」(42.8(W)×36.4(L)×3.3(T)mm)と「IBMマイクロドライブ」(42.8(W) 36.4(L) 5.0(T)mm)は基本的に幅と長さが同じ大きさで、厚さのみ2ミリ程度厚くなっています。このため、最近発売されたデジタルカメラの中には、「コンパクトフラッシュ」と「IBMマイクロドライブ」を排他利用できる機種も出てきています。

 「コンパクトフラッシュ」の大きな特徴として、大容量192MBタイプが発売になり(対応カメラが限られます)、300万、400万画素デジタルカメラで、容量を気にすることなくバシバシ撮影することが可能になりました。また、その記憶容量を更に増やした「IBMマイクロドライブ」は、パソコンに内蔵されているハードディスクを小型化し、340MBもの記憶を可能にしています。(最近1GBタイプも開発されました)前記の大容量コンパクトフラッシュとともに、動画撮影機能を備えたデジタルカメラでも安心して使うことができるでしょう。ただし、本体の厚みが少しあるので、搭載できる機種は限られてしまいます。
マイクロドライブ対応機種:
http://www.ibm.co.jp/oemj/storage/product/mdv96/mdv96p.html

 次に、デジタルカメラ本体の小型化に貢献している「スマートメディア」(37(w)×45(L)×0.76(T)mm 約1.8g)ですが、最大記憶容量は64MBまでが開発されています。構造的に0.76ミリの厚さしかありませんので、無理な力を加えないことや、露出した電気接点に触れないよう取扱いに注意が必要ですから、スマートメディア自体を取っかえ引っかえして利用するのは適策ではないと思います。あくまでもデジタルカメラの内蔵専用メモリーとして考えるのが普通だと思います。一回の撮影で大体何カットくらいの写真を撮るかを予め想定し、購入時のメモリー容量を決めるのがベストでしょう。

 「メモリーステック」(21.5(w)×50(D)×2.8(H)mm 約4g)はソニー製品専用です。その代わり、ソニー製のパソコン、デジタルムービー、デジタルカメラなどの共用メモリーとして相互に使用することができます。
 あくまでも専用ですから、今のところ他社のデジタルカメラで使用することはできません。ソニー以外のパソコンで使用する時は、メモリーステック用PCアダプターなどを経由してパソコンに接続することは可能です。

 デジタルカメラからパソコンに画像をバックアップする時や、専用プリンターに画像を転送しプリントするときは、USBなどのケーブルを接続する方法と、記録メディアをデジタルカメラから抜き取り、カードアダプターを経由する方法があります。
以前のデジタルカメラはシリアルケーブルで接続する機種が多く、転送速度が遅いためあまり実用的ではありませんでしたが、最近販売されているデジタルカメラのほとんどがUSB接続をサポートしていますので、パソコン側がUSB接続に対応していればケーブルを使った接続が安全で簡単ですし、別売りアダプターの購入も必要ないので、予算的にも安く済むと思います。
 でも、パソコンがUSBに対応していなければ、それぞれの記録メディアに対応したカードアダプターを一緒に購入されることをおすすめします。

 最後に、デジタルカメラを選ぶ上で記録メディアのタイプは何が良いかとお悩みになる方が多いのですが、メモリーのタイプを先に選択しても、デジタルカメラ本体の選択肢が少なくなってしまうだけで、あまり良い選び方とは言えません。希望のデジタルカメラを決めてから、どれだけたくさんの写真を保存できるかという容量の事をメインに考えるべきだと思います。

 デジタルカメラの画像からプリントをお考えのかたは、200万画素クラスで画像1枚が1MB程度、300万画で1.5MB程度を目安に大体いつも何枚撮るのかを勘案し、内蔵する記録メディアの容量を計算しましょう。64MBが多いと言われる方も居られるかとは思いますが、大は小を兼ねるのことばもあります。何枚も記録メディアを購入するよりはるかに効率的で経済性も高いと思います。

 極端な話ではありますが、デジタルカメラを選ぶときに、記録メディアもパソコンの内蔵メモリーと同じと考え、デジタルカメラ本体を交換したら記録メディアも一緒に交換するような考え方で、互換性についてはメモリーステックを含め、あまり気にする必要はないと思います。どちらにしても、次に新しい高性能なデジタルカメラが欲しくなったとき、記録メディアも現在とは違った規格になっている可能性が高いのですから。

 
   
 
 
   
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