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「一眼レフカメラの選び方」
少しばかり凝った写真を撮ろうとすると、どうしてもコンパクトカメラでは限界があります。写真を撮れば撮るほど、一眼レフカメラが欲しくなってきますね。でも、本体もレンズもたくさん種類があって、どうやって選べばよいのかわからない・・。そこで今回は一眼レフカメラを選ぶ時の考え方について少々紹介したいと思います。
一眼レフカメラと一口に言っても、カメラ本体とレンズやフラッシュ、その他の周辺機器を組み合わせたシステムになりますので、その組合せをいろいろ考えて価格を予算内におさめることはなかなかどうして大変なことになります。店頭に行っていろいろ店員さんに聞いてもなかなか納得できる組合せって決まらないものです。決して安くない買い物だからしっかり目的を持ってシステムを組み上げることが重要なのです。
さて、一眼レフカメラを選ぶ時に一番先にやるべきことは、まず「主に何を撮るか」を決めることです。花の接写をしますか?人物のポートレート写真を撮りますか?それとも旅行先で風景写真を撮りますか?それによってそこから先の選択が異なってきます。どこかのメーカーの一眼レフ総合カタログに載っているものを全部揃えるのなら別ですが、そうはいきませんから、まず「主に何を撮るために・・」をはっきり決める必要があります。
次に、カメラメーカーもたくさんあります。「このメーカーの商品を」というこだわりがあるなら、そこに絞って考えましょう。
さて次に、本体とレンズの組合せについて目的別に考えてみましょう。
まず、最近のカメラ本体は、各メーカーとも価格帯で高級機、中級機、普及機のような3段階程度のラインナップを持っています。でも、基本的な撮影を行うのであればどのクラスの本体でも問題ありません。もちろん、自動露出やオートフォーカスといった機能はどれでも装備していますし、中にはフラッシュまで内蔵しているものもあります。では、何を判断基準に選択すればよいのか?。それは、最初に考えた「主に何を撮るか」という目的に対して、その目的に対応できる機能が備わっているかどうかという点です。
例えば、花の写真を拡大して接写しようとしたときに、ピントの合う範囲(被写界深度)を撮影前に確認することのできるプリビュー(絞込み)機能があるとか、地面などに非常に近い被写体(タンポポの花を下側から写すなど)を地面ギリギリから撮る時に、普通のファインダー(覗き窓)では、確認することができませんよね。こんなとき、カメラの上側からファインダーの確認ができるファインダーユニットが装着(交換)できたら便利ですよね。
次に、レンズです。これがなかなか難しい。「主に何を撮るか」に本体以上のこだわりが生ずる部分だと思います。
一般論ですが、人物のポートレートを写すには、85ミリから100ミリ程度のできるだけ大口径のレンズが背景のボケ味がきれいに出やすいから良いとか、接写を行うにはマクロレンズが必要で、焦点距離の長いものほど、同じ大きさのものを離れて撮れる。 蜂などの刺されるとたまらない昆虫などを撮るときは、できるだけ離れたいから200ミリのマクロレンズが良いとか言われます。
また、最近はほとんどズームレンズが主流となっており、レンズ1本で28ミリの広角域から200ミリ程度の望遠域までカバーできるレンズも増えてきています。登山の時などに、一緒に登る仲間のスナップを写したり、眼下に広がる大パノラマを一枚に収めたい、また、足元の高山植物を接写したり、ご来光を拡大して写したいなどの希望を1本でまかなってしまえることに加え、何本もレンズをリュックに入れてとても重たい思いをすることもなく、撮影する度にレンズを交換する必要もないのです。
でも、もっと大パノラマを広大に撮るため広角域がもうすこし欲しいとか、高山植物の花が小さすぎて思うように拡大できなかったり、もう少し望遠が大きければご来光の太陽がもっと大きく撮れたのに、などの「もう少し」が必要であるのなら、どうしても他のレンズが必要になってしまいます。この辺が「主に何を撮るか」と言うことになります。
限られた文章では、なかなか説明しにくいですが、まずは「主に何を撮るか」を決めることが大切だということはおわかりいただけたことと思います。それが決まったら、いろいろな機能の中から選択する楽しみを味わいながら、じっくりと選んでください。
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