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| - Vol.12 - | |
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「すこし気のはやい花火の撮り方」
さて、今回は花火を上手に撮影するためのポイントを少しだけご紹介したいと思います。 まず、撮影する場所を決めましょう。これは重要なポイントです。花火は基本的に球形をしており、どちらの方角から見てもあまり形が変わりません。でも、火薬を使ってあの美しい光を演出しているためどうしても煙が出ます。この煙が厄介なもので、花火の光が煙に反射して黒い夜空を白っぽく映し出してしまうことがあります。できる限り風上を選び通行人が少く、周辺が暗い場所を選定できれば、ベストな場所といえるでしょう。 次に、フィルムは一般的なISO100のフィルムを使用します。お店で多く販売されている感度の高いISO400などフィルムを使う必要はありません。感度が高いと撮影場所の周辺の光を拾ってしまう率が高くなり、プリントしたときに夜空と花火のコントラストが弱くなります。 さて、問題の撮影方法ですが、カメラを三脚に固定してピントは無限大にセットします。AF機能のある一眼レフを使うときはAF機能を解除して、手動でピントを合わせられるようにします。自動露出機能も解除し、シャッター速度はバルブ(開放)か5〜10秒程度にセットしてください。レンズの絞りは撮影する場所が花火の開く位置から比較的近いときはF8〜11くらいに絞って撮影すると花火の光の線がくっきり細めに表現されるため、何発もの花火を重ね合わせると華やかな写真を撮影することができます。 撮影する構図については好みが分かれるところですが、予め花火が開く方向にカメラを向けておき、最初の花火で構図を確認することになります。ただし、最近の花火大会は、一度に何発も打ち上げる乱れ打ちなどが多くなり、打ち上げ場所が数カ所になることや、演出のため、最初と最後に大きな花火を打ち上げる傾向があり、花火の開く高さに大きな差が生じます。乱れ打ちの花火はさまざまな色彩の花火を一度に撮影できるため、撮影者にとってはここ一番のシャッターチャンスになると思いますが、スターマインなどより高度が低い場所で花火が開くことが多いので、カメラをセットしなおしている間に終わってしまって後悔することにもなります。ある程度フレームの中にきちんと収まる範囲で撮影したほうがうまく撮れる確率が上がります。(ただし、迫力はなくなってしまいますが、)ようするに、「この位置に花火が上がるだろう」と「やま」をはるしかないのです。 何発も重ねあわせたい時は、花火が上がっていないときにレンズの前を黒い紙や布(光が漏れないもの)などで、遮光してしまえばシャッターを閉じているのと同じ状態になり、無駄な光の露光を止めることになります。このとき注意したいのが、カメラを動かさないことです。レンズをきちんと遮光する必要はありませんので、黒い紙ならばカメラに当たらないようにレンズの前に差し出すだけでもOKです。また、望遠系のレンズを使ったときはレンズフードを用いるとレンズの横方からの光の入射を少なくすることができます。しかし、重ね合わせる花火の数をあまり多くすると、光が煩雑になり何が写っているかわからない写真になってしまいます。 最後に、写真を現像焼付けに出すときの注意をひとつ。お店で注文するときに、「このフィルムには花火が写っているので、写真を濃い目にプリントしてください」と伝えてください。あくまでも花火ですので、夜空は黒くなっている写真がベストです。夜空が白っぽく写ってしまっては、せっかくの花火が引き立ちません。 ご参考になりましたでしょうか?、なに?時期的にまだ早すぎる?・・・ |
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