- Vol.11 -

「こいのぼりがおよぐとき」

 5月になりました。
 待ちに待ったゴールデンウイークも前半がおわり、これから更に5日間も何をしようかお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで、おすすめのスポットをひとつ。今週の金曜はこどもの日ですね。我が家ではほとんど毎年この日が近くなると、新潟の両親が孫の顔を見に上京してきます。数年前までは、ずっと家にいてもただ時間が過ぎるだけでもったいないと、毎年東京の青山にある「こどもの城」に遊びに出かけていました。この日だけは18歳未満の子供のみ入場料が無料になる日なのです。プレイホールや体育室などもあり、子どもを自由に遊ばせるにはとっても良い安心できる施設だと思っています。

 さて、こどもの日といえば、端午の節句、こいのぼり、柏餅ですね。連想がどうしても食べ物に行き着くのは食い意地がはっているからでしょうか。

 もともと端午の節句にこいのぼりをあげる風習は江戸時代に始まったらしく、池や沼でも生きてゆける鯉(魚です)の生命力の強さと、急流をさかのぼり竜門という滝を登りきると竜になって天に昇るという伝説から、子供がどんな環境でもすくすく大きくなり、立身出世をしてほしいという願いがこめられているようです。

 僕が子供だった頃の記憶をたどると、こいのぼりは田舎の家の庭先に打たれた大きな杭に取り付けられた稲藁を天日干しにするための太い竹の竿に結わえられ、吹流しなどは無く真鯉は黒と白、緋鯉は赤と白、風車飾りも質素なものだったような気がします。しかし最近のこいのぼりは虹のようにブルーやピンク、イエローなどの華やかな色使いのものが増えましたね。泳いでいるところも庭先の竿の先から大きな川や谷を渡るながーいロープに住み替えたこいのぼりも見られるようになりました。もちろん、休日に郊外のショッピングセンターへ買い物に行くときなど、家の庭先に立てられた高い竿の先で優雅におよぐ姿を見かけることもよくあります。
 でも、我が家の子供たちは、生まれてからずっとマンション暮らしをしているために、庭先で風の中を泳ぐ何メートルもあるようなこいのぼりを上げてもらったことがありません。親の気持ちとしては今も昔もなく同じように竿を立てこいのぼりをあげてやりたいのですが、残念ながら毎年数十センチの小さなこいのぼりがベランダで風にふかれているのを寂しい思いでながめています。

 いっぽう個人的に楽しみのある柏餅についてですが、柏の木が新しい葉っぱをつけるときに、新芽が出始めてから古い葉っぱが落ちることから、家系が途絶えない縁起の良い葉っぱに餅を包み、鯉と同じように子供の成長を願う意味がこめられているそうです。そういえば柏手(拍手とも書きますが)を打つ時って、神社などで縁起が良くなるようにお願いをするときに使いますよね。(ついこの間まで、柏手はお相撲さんの大きな手でパンパンとすることだと思っていましたけど。)
 このコラムを書き始めてからちょっと気になっていることがあります。それは柏餅の葉っぱというか甘い餡の入ったお餅を包んでいる皮というかあの葉っぱ食べられるのですかねえ。社内の人に聞きまわったら「あんな硬い繊維がいっぱいのものを食べるのか?」と聞き返されてしまいました。(また、おかしなことを聞いてしまった)でも、桜の葉っぱで包んである桜餅は葉っぱごと食べることができるのに、柏の葉っぱはダメなのでしょうかね?。漢方では吐血などに効く薬になるそうですよ。
 「これは何とかして食べてみないとわからないなあ」と、先ほど会社の下にあるコンビニに柏餅を探しに行ってきましたが残念ながら置いてありませんでした。(シーズンなのにオフィス街では売れないのかな?)こんど家の近くのスーパーでGetできたら結果報告をするつもりです。
 それでは、楽しいゴールデンウィークをおすごしください。

 
   
 
 
   
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