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「最近のデジタルプリント事情」
デジタルカメラの開発競争も一段落したような感のあるこのごろですが、デジタルカメラの画像データをプリントにする方法は、始まったばかりと言う気がします。
今のところ、デジタルカメラで撮影したデジタル画像を、紙にプリントする方法は、大きく分けて3つに区分されようとしています。
そのひとつが、パソコン用のプリンタを用いて「ホームプリント」をする方法です。プリンタの大手メーカーさんがテレビCMなどで、フチが無いとかロール紙を使うとか言って、盛んに放映されていますから、パソコン購入と同時にプリンタも購入された方も多いのではないでしょうか。一時期に比べて、プリンタ本体をはじめ、インクや専用紙も安くなってきていますから、時間をかけても自分でプリントを楽しみたいという方には、おすすめなのかもしれません。
また、自分でプリントするのは面倒だし、パソコンやプリンタの設定が難しいからという理由で、外部の専門業者にお願いする方も増えてきています。
外部に依頼する方法は、大きく2つに分かれます。
ひとつはインターネットを利用したオンデマンドプリントであり、もうひとつは写真店などにデジタルカメラのメディアを持ち込んで、プリントを依頼する従来の銀塩写真と同じようなスタイルですね。
インターネットを利用したプリントサービスは、どうしてもパソコンの介在なくしては今のところ実現が難しく、リコーの一部機種を除き、いったんパソコンにデータを取り込んでからネットワークにデータを送る方法しかありません。この方法も、やはり画像データというかなり大きなファイルを転送する必要があることから、既存のインターネット回線の状況では、まだかなり時間がかかる方法ですね。
仕上がりプリントを入手する方法は、郵送での宅配や、お近くの写真店などで引き取る2つの方法があります。
一方、デジタルカメラの記録メディアを直接写真店などに持ち込んで、そこから紙にプリントアウトする方法は、既存の銀塩写真と同じような要領で写真を受け取ることができます。プリントにかかる時間も1時間程度から三日程度とさまざまですが、 プリントする紙の種類や方法がいろいろ選べることから、目的や用途によって、サービスの内容をお客様が選択できるメリットがあります。また、プリントばかりでなく、記録メディアからのデータのコピーもCD−Rなどにできるようになっていますので、自宅のパソコンなどに画像データを保管する必要も無く、プリントが欲しいときにCD−Rを店頭に持って行けば焼き増しが簡単に行えます。
さて、プリントする方法についてはこれくらいにして、プリントする紙について少しご説明しましょう。
大きな区分をすると、家庭用プリンタで多く使われるインクジェットプリント用紙、サーマル(熱転写)プリンタなどで使われるサーマルプリンタ用紙、既存の写真用印画紙が代表的なところでしょうか。
インクジェットプリンタ用紙は写真用として販売されているものが、最も高価で光沢のある面質になっています。その分、写真をプリントしたときには、プリント状態が最も優れ「ドット」というインクを吹き付けた形跡を確認することはほとんど不可能です。数年前のインクジェットプリンタの仕上がり状態とは雲泥の差があります。最新の高画素デジタルカメラで撮影された画像と最新のプリンタ+写真専用紙の組み合わせで、既存の銀塩フィルムを用いたプリントとの品質の違いを見出すのは、かなり難しくなってきています。
次に、サーマルプリンタを用いるサーマルプリントは、光沢のある紙に、熱によって特殊な加工を施されたインクリボンを転写して着色して行く方式です。基本的にはインクジェットプリンタと同じように、画像を細かく分割してインクを吹き付ける代わりに、印字ヘッドの熱によって昇華させたインクを紙に付着させています。
印刷の最後の過程で、インクを定着させるため、オーバーコートと言われる保護幕をコーティングするため、インク部分が直接空気に触れないため、インクジェットプリンタで印刷されたものより長期保存に適します。また、このコーティングにより、紙の表面に光沢を与える効果もあります。これもまた、インクジェット同様に銀塩写真との差を見つけるにはかなり困難な状態まで来ています。2つの写真を並べて見ると若干光沢が少ないのと、コントラストが少し強くなる傾向がある程度です。写真を1枚渡されてもよく判らないでしょうね。
最後に、銀塩写真用印画紙ですが、基本的には既存の銀塩印画紙をそのまま使用しているため、保存性や発色については既存の銀塩プリントと同じ物ということになります。このため、写真の焼付けにはデジタル画像を焼き付け可能な光の状態に戻す必要があります。光の状態に戻すというと難しいようですが、デジタルカメラに搭載されている液晶モニターのようなもので、デジタルにより反転したネガ画像を印画紙に焼き付けていると考えてください。このとき、画像を反転してプリントすることから、ネガフィルムの焼付けのように色補正が行えるようになります。
細かいようですが、デジタル画像を用いるため、銀塩フィルムのようにフィルムの色素ベースの連続した階調再現は実現できませんが、印画紙自体の発色については色素ベースの発色となるため、インクジェットやサーマル方式などに比べ、はるかに自然に近いプリントが得られます。
まとめとして、プリント価格を比べてみました。
ここでは、パソコンやプリンタなどのハードウェアのコストおよび、それに用いるインク代などは計算していません。なお、写真店などに依頼するサーマルプリントや銀塩プリントについては当社の店頭価格を載せています。
| 名称 |
基本料金 |
Lサイズ
1枚あたりの
価格 |
備考 |
| インクジェットプリント |
なし |
24円 |
エプソンPM写真専用ロール紙を使用した時の価格です。ハードおよびインクは含みません |
サーマルプリント
(電子ネガ付き) |
500円 |
35円 |
当社が実施しているデジカメ電子ネガ(CD-R)書込みサービスの価格です。データが記録されたCD-Rが付属します |
銀塩プリント
(電子ネガ付き) |
500円 |
35円 |
当社が実施しているデジカメ電子ネガ(CD-R)書込みサービスの価格ですデータが記録されたCD-Rが付属します |
| 電子ネガより焼増サーマル・銀塩プリント |
なし |
35円 |
当社が実施しているデジカメ電子ネガ(CD-R)書込みサービスの価格ですデータが記録されたCD-Rから焼増しします |
| インターネットデジカメプリント(銀塩プリント) |
500円 |
50円 |
インターネットで注文し、店頭で引き取るサービスです。パソコンから画像データを送信します |
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