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「最新鋭デジタルカメラが揃いましたね」
この春、発売および発表されたデジタルカメラは大手メーカー7社でなんと16機種にもなりました。(おもちゃ型デジタルカメラとプロ用デジタルカメラをを除く)
2月に開催されたPMAから始まり、国内のフォトエキスポまで、毎週のように案内が寄せられました。
ソニーが5機種、富士フイルムが3機種、オリンパスが3機種、キヤノンが2機種、エプソン、カシオ、サンヨーが各1機種発表になりましたが、それぞれのメーカーに関係なく機能において同様なものが見受けられるようになりました。
そのひとつは、光学ズームレンズの倍率が10倍、3倍、単焦点にまとまったことです。
オリンパス、キヤノン、ソニーからは10倍光学ズームを搭載した200万画素クラスが、3倍ズームを搭載した機種はすべてのメーカーから、単焦点レンズのものはオリンパス、ソニー、富士フイルムから発売されました。
今までの光学2〜3倍ズームはすべて3倍に集約され、125万画素から300万画素以上の機種まで、全体にわたって網羅されています。このことから、各メーカーが一般的に必要だろうと考えているのは、3倍光学ズームだろうというひとつの見方ができますね。
確かに、3倍の倍率があると、ズームを使った時に、大きく撮れる!という実感が湧く倍率なのかも知れません。手ぶれに細心の注意を払うことなく、レンズの明るさもかなり有利に稼げること、何より小型でコンパクトなキヤノンのIXYが、ちょっと大きくなっのとひきかえに、3倍ズームととてもキレイな画像を記録できるようになったことを歓迎する方も多いのではないでしょうか。まだ、若干電池寿命の問題は解決されていないようですが。
また、10倍光学ズームを搭載した機種は、キヤノンの90ISは別格として、オリンパスのC−700はメーカー希望小売価格でなんと75,000円(店頭価格で6万円以下)という驚異的な価格を実現しています。そんな意味では、200万画素クラス光学10倍ズームもずっと身近になったような感じがしますね。なによりC−700は普通のカメラの形をしているのがとてもうれしいですね。どちらかというとバズーカ砲のようなデジカメはカメラだという認識から外れてしまいますから。バズーカ砲大好きメーカーのオリンパスさんが発売したことに、とても好感を覚えます。
次に単焦点ですが、実にシンプルで使いやすく、なにより店頭価格でいきなり3万円を切る価格を歓迎される方も多いのではないですか?
オリンパスのC−1は125万画素ですが、店頭価格5,000円アップの富士フイルムの2300は211万画素のモデルです。ついに、プリントに耐えうる画素数のCCDを搭載したカメラがお手ごろの価格にまでなって来ましたね。
さて、2つ目の傾向は、どの機種をとっても画質(美しさ)にハズレの機種がなくなっています。今までは、これだけたくさんの機種が発表されると、中には「この画質はおすすめできないなあ」と感じるものがありました。一目見ただけで「この色調は好きじゃない!」と感じた方もおられたかと思います。
このところ、デジタルカメラの画像再現力が格段に向上している傾向が良くわかります。ひところの画素数競争に明け暮れていたメーカーの発想が、やっと「写真の出来栄えに向いてくれたのかな?」と思えるようになって来ています。もちろん、画素数にこだわりを感じているメーカーもあるようですが、もうそれだけでは差別化ができなくなってきているのですね。
少なくとも、写真を撮ることを目的とした道具であることに、メーカー側がやっと気づいてくれたのかもしれませんね。
最後に、皆さんのお考えになる画質とは、画像の密度が細かく繊細な部分まで確認できることなのか、画像全体がキレイだと感じることなのかどちらでしょうか?
「画素数優先だよ!」とお考えの方にはご理解いただけないのかも知れませんが、出来上がったプリントを虫めがねで拡大して画質の違いを感じるより、プリントが美しいと感じられるほうが単純明快だと思っています。そのような意味では発色性優先ということかもしれませんが、個人的には後者のデジタルカメラをおすすめしたいと思っています。
今回発売(発売予定)の商品の一覧
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