- Vol.52 -

「古いものでも」

 今日は何の日? 今日は当社が設立された日なのです。昭和39年1月23日、大阪市の北区に株式会社ダイシャを設立して写真機、写真材料及びこれに関する一般雑貨の販売等を開始したことが当社のルーツです。今ではカメラより写真の現像焼付けの方が事業の中心ですが、もともとはカメラ屋が本業だったのです。同年7月、兵庫県西宮市で写真現像業務を開始。もちろんこの頃は白黒写真専門です。
 昭和42年、西宮市に本社を移転。昭和49年、福岡県福岡市のダイエー福岡店に店内で写真が現像焼付けのできる店内現像所を開設。以降、昭和60年に100号店、平成3年に200号店、平成6年に300号店、平成12年11月末現在、おかげさまで735店舗になりました。
 e-cameraのサイトももうすぐ1歳の誕生日を迎えます。これもお客様にご来店いただきご支持を賜ったおかげだと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。

 さて、このところ毎週雪が降るようになりましたね。CWWの週間予報によると、今週も関東甲信越地方で木曜の夜あたりから雪が見られそうな感じです。考えてみると例年センター試験の頃には、雪害のため試験の開始時間を遅らせたとか言うニュースが流れていたような気がします。雪も毎年決まった量が降ってくれると生活している者にとっては気持ちの準備が整い、大慌てすることも少なくなるのでしょうが、ここ数年、あまり雪にお目にかかれなかったせいか、どことなく雪が降ると雪国育ちの僕でも足元が危なく感じてしまうこの頃です。皆さんも滑って転ばないように注意してくださいね。

 先週の週末、雪が降ったのでどこに出かけてもたぶんつまらないだろうということで、パソコンを1台組み立てることになりました。中学生の息子が今まで使っていた、社内の友人から譲っていただいたノートパソコンでは「画面が狭くてインターネットが見にくいから何とかしてほしいなあ」というかねてからの要望があったからです。もともと機械いじりが趣味の僕は、自分用にパソコンを自作して遊んでいましたので、いい機会だから息子とパソコンを作ろうということになったからです。
 古くなって使っていなかった部品をダンボール箱からガサゴソと取り出して、昔なつかしいケースに取り付けを行います。何がなんだか良くわからない息子は、趣味に没頭する親父に愛想をつかし、ささっとテレビゲームを始めてしまいました。2時間ほどで組み立てが完了しソフトを入れ始めた頃から、また戻ってきた息子は、「お父さん、ちゃんと作って」とコメントを残し再びゲームに戻って行きました。
 “興味が無い”ということはこういうものなのでしょう。たぶん「できた」というまで戻ってくることは無いでしょう。何せ部品が過去の部品ですから、すんなりとできあがるわけがありません。もちろん出来上がっても最新鋭機種と比較すればだいぶ見劣りがするスペックです。それでも、息子にとっては新しく購入したモニターとキーボードを使って、広い画面でインターネットができるようになるわけですから満足するだろうと思います。
 一通りのセットアップが終わったのはもう暗くなった6時近く。早速あちこちに「メールを出すんだ」と言いながら遊びはじめました。こうなると楽しい事は仲間を呼んできます。娘と女房も入り乱れて「やっぱり大きなパソコンは良いわね」などと言いながらマウスの奪い合いが始まります。本当にげんきんな家族だと思いながら、親父の趣味は完了してしまいました。

 古い部品を寄せ集めたパソコンにはそれなりにつくり手の気持ちがこめられています。それは、機械としての寿命をまっとうして欲しい、もっと活躍して便利さを提供して欲しいという思いではないでしょうか。たぶんノートパソコンを譲ってくれた友人もそのように思うことでしょう。機械ばかりでなく、家具や衣類についても目的こそ違うものの、同じような気持ちが込められていると思います。とかく経済理論によって古いものが淘汰されてゆく昨今。皆さんの周りにもまだまだ活躍の場を求めて眠っている物はありませんか?。古くなって使わなくなってしまったカメラや、性能が悪くて使わなくなってしまったパソコンなど、どちらの家庭にもひとつや二つそういう物があると思います。もう一度活躍できる場を考えられないかなあと思っているこの頃です。

 
   
 
 
   
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